新型コロナウイルス感染に関する重要なお知らせ- なかじま内科(呼吸器内科・アレルギー科・循環器内科)

新型コロナウイルス感染症に
関するお知らせ

新患(初めて)の方

新型コロナウイルス感染流行期における
新患(初めて)の方の受付・診療について

すべての患者さまへ

受診時(院内に入る際)には必ずマスク着用をお願い致します。
(特に体調不良の方は可能な限り不織布マスク着用をお願い致します)

当院では空間的動線分離が困難で、多くの呼吸器疾患患者さまが定期受診しておられます。当院の特性や病状が安定しておられる患者さまの安全に配慮する観点から、原則として新型コロナウイルス感染/インフルエンザ感染に関連した(PCR検査・抗原検査を含めた)診療は不可とさせて頂いております。

原則として、受診前に発熱(37.5℃以上)やこれまで経験したことのないような息苦しさ・強いだるさなどの強い症状のいずれの一つでも自覚している場合、まず電話でご連絡下さい
絶対に連絡なしで直接当院への受診はお控え下さい(もし直接受診された場合には大変恐縮ですが、一度院外に出て頂き、インターホンまたは電話で対応させて頂くことがあります)。

新患(初めて)の方の
受付について

国内のみならず世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大している現状に鑑みて、定期受診されている患者さま ならびに従業員の健康と安全に配慮し、1月末から実施している新患受付の休止を当分の間継続致します。
なお、再開は新型コロナウイルスの感染状況や行政当局からの情報を見極めたうえで検討致します。

再診の方は通常通りです。

現在、新患受付の休止を当分の間継続しております。

阪神御影駅北出口より徒歩2分

阪神御影駅北出口より徒歩2分

電話078-851-1857

診療案内

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新型コロナウイルス感染に関する
重要なお知らせ

定期受診(再診)患者さまへの
新型コロナウイルス感染における
お知らせとお願い

新型コロナウイルス感染者数の増加・減少に関わらず「コロナ禍」における日常生活では、いつどこで感染するか、濃厚接触者になるか予断が許せない状況には変わりはありません。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を防ぐためには、終息するまで国民一人一人が気を緩めずに、基本的な感染対策を徹底することが重要です。
院内感染や医療崩壊を食い止める観点から、以下の留意点に注意して行動するようお願い致します。

① 日頃から心がけて頂きたいこと~感染リスクを限りなく下げる努力を!~

  • マスク着用・3密を避ける・手洗い/アルコール消毒・室内の換気の徹底が重要です。

    【マスクに関するスパコン富岳による研究で知られていること】

    • マスクの種類に関して、不織布マスクはウレタン製/布製マスクと比べて飛散を防ぐ効果が高いことがわかっています。
    • 不織布マスクはワイヤを鼻の形状に沿って折り曲げた場合、飛沫を捕集する割合は85%で、ワイヤを折り曲げなかった場合は69%に下がります。不織布マスクの上にウレタンマスクを重ねて着けた場合、捕集の割合は89%に上昇。だが、不織布マスクを正しく着けた場合に比べ4%しか変わりありません。捕集の割合が9割を超えると、息苦しくて装着の維持が難しいとみられます。マスクを二重にすることは、不織布マスク1枚をなるべく隙間なく着けた場合と変わりありません不織布マスク1枚で、できるだけ隙間なく装着することが大事です(2021.3.5 理化学研究所などが発表)。
  • 発熱などの風邪症状が見られるときは、会社や学校を休み外出を控えて、毎日体温を測定して記録して下さい。
  • 毎年秋冬に流行する季節性インフルエンザ感染への対策として、インフルエンザワクチン接種を強く推奨します(卵アレルギーをお持ちの方や過去にワクチン接種によって重大な副反応を認めた方などは接種不可ですが…)。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ感染症の症状には類似点が多く、症状だけでの鑑別はかなり困難です。
  • 65歳以上の高齢者の方へは“肺炎球菌ワクチン接種”を強く推奨します。
  • 飲食店における複数人による会食や飲み会への参加は十分に注意して下さい。特にライブハウス・カラオケ店(昼カラオケを含む)・メイドカフェ・スナック・ナイトクラブ・接待を伴う飲食店など過去にクラスターが発生したことのある業種店舗への出入りには最大級の注意が必要です。
  • 原則、感染拡大状況下にある他国・他県への不要不急の移動は控えることをお勧めします。どうしても仕事やプライベートで海外や首都圏/感染拡大地域へ行かれる際には最大級の感染予防対策(最低でも常時マスク着用・手洗い/アルコール消毒の徹底・3密を避ける)を行い、可能な限りホテルなどの滞在先から外出しないことをお勧めします。
  • 「GO TO トラベル キャンペーン」などを利用して県外へ旅行する方がおられると思います。旅行は出張などの仕事とは違い、家族や親しい友人などと過ごして楽しむものです。そのためどうしても“気の緩み”が生じることで感染リスクが高くなることが想定されます。公共交通機関などを利用しての移動ではマスクを着用して静かに大声を出さずに過ごし、飲食中は出来る限り静かにして(会話をしないか小声で会話する)、飲食後にマスクを着用してから思いっきり会話を楽しむことが徹底できればリスクを減らせることにつながります。また、旅行の仕方を工夫することも重要です。旅行先を首都圏や北海道・沖縄など感染拡大地域やそれに相当する地域以外にすること。さらに観光する場所はあえてあまり人気のないスポットにして、混む時間帯を外す(早朝や夜間に行く)などの“時間や場所をずらした旅行”で感染リスクが減らせます。
  • 旅館/ホテルなどの宿泊施設や飲食店利用の際には、ガイドラインを遵守して感染対策を講じている宿泊施設や飲食店は比較的安全(感染リスクが低下)と考えますが、感染対策を講じていない宿泊施設や飲食店では特に注意が必要です(感染リスクが高まります)。もちろん、宿泊施設や飲食店側がガイドラインを遵守していても、お客さん側がそれに沿った行動を行わなければ感染リスクが高くなり、その店舗に迷惑がかかる(最悪のケースではクラスターが発生する)ことになります。要するに、宿泊施設や飲食店から感染者が複数人出てしまった際には、サービスを提供する側にも提供を受ける側にも責任があると言えます。
    もちろん、感染リスクをゼロにするには、旅行などの人の移動や飲食などのマスクを外す行為を避けることが一番です。

を参照ください。

コロナ禍に入ってから定期受診している患者さまから「“どこどこ”に出かけた後から、“会食”をした後から、咳が出る・喉が痛い・倦怠感がある・頭痛がある・熱っぽい」などの訴えや心配相談がしばしばあります。
幸いにも当院では現在のところ新型コロナウイルス感染に罹患した方に遭遇しておりません。しかし、後で振り返った時に後悔するような行動は極力控えることをお勧めします。まずは行動を起こす前に、自分が感染したことを想像してみて下さい。家族や職場など周辺の方々への影響も併せて考えてみて下さい。

② 当院へ受診前に、体調チェックをおこなって下さい。

  1. 息苦しさ(呼吸困難)がある状態(※COPDや喘息などの呼吸器疾患がある方はこれまでに経験した事のない強い息苦しさ)、強いだるさ(倦怠感)高熱などの強い症状のいずれかがある場合
    上記に記している強い症状のいずれの一つでも自覚している場合、絶対に連絡なしで直接当院への受診はお控え下さい。(もし直接受診された場合には大変恐縮ですが、一度院外に出て頂き、インターホンまたは電話で対応させて頂きます)。ご協力のほど宜しくお願い致します。
  2. 重症化しやすい方(※)・妊婦の方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状2日間以上続いている場合
    (※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD・間質性肺炎など)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
  3. 発熱(微熱を含む)や咳など比較的軽い風邪の症状4日間以上続いている場合
  4. 今まで経験した事がないような嗅覚の異常(においがしない)・味覚障害(味がわからない)が1週間以上持続している状態の場合
  5. すでに新型コロナウイルス感染に診断されている感染患者さまの濃厚接触者(14日以内の接触)またはその可能性のある場合

上記のような体調不良が続いており、受診の判断に迷っておられる場合は、受診前(診察時間内)に電話相談して下さい。
問診を行い、当院で診療可能な状況と判断すれば、通常通りに受診して頂きます。
場合によってはご家族の方に代理受診して頂くなど状況に合わせて適切に対応させて頂きます。
問診にて新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ感染が疑われる場合は、新型コロナウイルス感染症に対応可能な医療機関をご紹介させて頂きます。
※なお、診察が混み合っている場合は電話相談の返答に時間を要することがあります。何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

※当院では入り口や待合室が各1つずつ(空間的動線分離が困難)であり、多くの呼吸器疾患患者さまが定期受診されています。そのような当院の特性や病状が安定しておられる患者さまの安全に配慮する観点から、原則として新型コロナウイルス感染/インフルエンザ感染に関連した(PCR・抗原検査を含めた)診療は不可とさせて頂いております。
何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

③ 受診時(院内に入る際)には必ずマスクの着用をお願い致します。不織布マスクをお持ちでない方は手製・布製マスクでも結構ですが、体調が悪い場合は可能な限り不織布マスクの着用をお願い致します。

  • マスクをお持ちでない方はご自宅に取りに帰って頂くか、当院近くのコンビニやドラッグストアでマスク購入して頂くようお願いしております。感染状況が落ち着いている(感染者ゼロが数週間続いている)場合は、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底のみでも構いませんが、地域が感染拡大している状況では、無症状感染者からの飛沫でマスク着用していない患者さまご自身の感染リスクが上がることになるのでご注意下さい
  • 受付時に激しい咳をされておられる患者さまには、(喘息発作など新型コロナウイルス感染を全く疑わない咳でも)、他の患者さまへの心理的な影響を鑑み、受付後に当院近くのコンビニやドラッグストアでマスク購入して頂き、さらに院外でお待ちいただく場合があります。何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

④ 患者さま受診(受付)時、以下に該当した場合は、神戸市医師会が作成したマニュアル等に従い、院外でお待ち頂き・診療時間の最後に診察させて頂くか(時間的動線分離)、感染症対応可能な総合病院(発熱外来)などへご紹介する場合があります。

  1. 37.5℃以上の発熱がある方(解熱剤を飲んで解熱している方も同様)
  2. 呼吸器症状(激しい咳、息苦しさ)(※COPDや喘息などの呼吸器疾患がある方はこれまでに経験した事のない強い症状強いだるさがある方

⑤ 受診された患者さま全員に(無症状でも)、受付時に検温および職員から以下の問診をさせて頂きます。該当する場合は必ず受付時にお申し出下さい。診察までの待ち時間を 院内の別のスペースか院外でお待ち頂く(空間的動線分離)場合があります。

待合室でお待ち頂いている患者さま ならびに職員の健康と安全に配慮する目的のため、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

  1. 1週間以内に(職場・学校・家族・知人など)身近で新型コロナウイルス感染者が発生した方(患者さまご自身が濃厚接触者でなくても)
  2. 1週間以内に(職場・学校・家族・知人など)身近で体調を崩している方が複数人おられた
  3. 2週間以内の海外渡航歴/空港利用歴がある方
  4. 1週間以内に首都圏や新型コロナウイルス感染拡大地域に在住/出張/旅行しておられた方、およびそれらの地域にお住まいの方と(一緒に食事をしたなど)濃厚接触された方
  5. クラスターが発生した施設(病院/介護施設・飲食店など)へ直近1週間以内に行かれた
    (例:10日前にクラスターが発生した○○病院へ1週間前に定期受診した)
  6. 1週間以内に同居ご家族以外の複数人による会食・飲み会・旅行へ行かれた
  7. 1週間以内に劇場・ライブハウス(大阪/神戸に限らず)・カラオケ店(昼カラオケを含む)・メイドカフェ・スナック・ナイトクラブ・接待を伴う飲食店など過去にクラスターが発生したことのある業種店舗に行かれた方およびその従業員(バイトも含む)である
  8. 新型コロナウイルス感染症罹患後
    有症状の場合:発症から10日以上経過していない方
    無症状の場合:検査から10日以上経過していない方

⑥ “新型コロナウイルスワクチン(ファイザー製)”について

65歳以上の高齢者の接種は2021年4月12日の週から開始される予定です。2回の接種によって95%の有効性で、発熱やせきなどの症状が出ること(発症)を防ぐ効果が認められています(※ちなみにインフルエンザワクチンの有効性は約40~60%です)。厚生労働省は新型コロナワクチンを承認し、接種を勧めることにあたって、国内外の数万人のデータから、発症予防効果などワクチン接種のメリットが、副反応といったデメリットより大きいことを確認しています。ワクチン接種が国民全体に広く普及することで自分自身のためだけでなく、周りの方々への感染リスクを下げたり、医療機関の負担を減らすための重要な手段になります(感染の流行を早期に終息させる道筋になると言われています)。あくまでもワクチン接種は任意接種ですので、ワクチンに関する正しい知識を得た上で、接種するかどうかを個々で判断しましょう。

2021年3月9日

新型コロナウイルスの感染対策の取り組みについて
~3つの“密”の回避に向けて~

① 待合室の入室人数制限(密集の回避)診察時間の短縮(密接の回避)

2021年2月中旬から国内で新型コロナウイルスワクチンの接種が開始され、“感染流行を早期に終息させる道筋になる”と期待されています。しかし、国民全体にワクチンがいきわたるまでにかなりの時間を要することが予想されており、さらに変異種による感染拡大が始まっており、まだまだ油断できない状況です。
これまで同様に医師が可能な限りお一人お一人の診察時間を短縮(密接の回避)、受付から診察までの待合室での待ち時間が短縮(密集の回避)するよう一層努力致します。
また、密集回避のため、待合室の入室人数制限を継続実施しております。政府の専門家会議の提言(2020年4月1日)による「感染拡大警戒地域」の「10人以上が集まる集会の参加を避ける」に準じて、3人掛け長椅子の真ん中を使用禁止(付き添いの方や一緒に連れて来られたお子さまは除く)とし、原則として8人のみの使用とさせて頂きます(※高齢者や身体障害者優先にご協力下さい)。
なお、座席が埋まっている際には、大変恐縮ですが受付後に一旦外出して頂き、座席が空いたり・診察の順番がまわって来る直前に、スタッフから患者さまの携帯電話へお知らせいたします
これまで同様、空席の有無に関わらず、ご希望の方は受付後の一時外出も可能です(ただし、原則診療時間内にお戻り下さい)。
何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

月末(25日以降)は受診される患者さまの数が多い傾向にあります。密集回避のため、可能な方は月末以外の受診をお勧めします(第2~第3週が比較的空いています)。ご協力のほど宜しくお願い致します。

② 換気の徹底(密閉の回避)

院内診療スペースに設置している8台の換気扇(トイレスペース設置機を除く)をフル稼働しています。さらなる換気強化のため、診察室・待合室・検査室などにおいては、診療時間帯に窓の開放を実施いたしております(密閉の回避)。(※なお、悪天・強風・寒い日などは、窓の開放を最小限にして換気扇メインで対応する場合もあります。)
さらに検査室では空気の循環をより良くするためにサーキュレーターも導入しております。

③ 職員の体調管理

毎日、院長および従業員の検温を実施しており、体調不良の場合は(新型コロナウイルス感染と無関係の場合でも)、早めに休みを取り、自宅療養することにしております。
感染拡大第1波時期の2020年4月~5月には合計3日間の臨時休診をすることで、心と体のリフレッシュを行いました。

2021年3月9日

定期受診(再診)患者さまへの
新型コロナウイルス感染以外における重要な留意点(落とし穴に注意!!)

2020年3月28日に安倍晋三 前首相が首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスについて「長期戦を覚悟する必要がある」と国民に呼び掛けました。
2020年5月26日には全国で“緊急事態宣言”が解除となりましたが、7月初旬から第2波に突入。9月下旬時点で政府の感染対策分科会から全国の感染状況ついて「下止まりしている」との見解が示され、終息には程遠い状況でいつ感染再拡大が起きるか油断できません。
「長期戦」に備えて、持病(慢性疾患)をお持ちで定期通院が必要な患者さまが最も留意する点があります。

ご自身の体調・持病の徹底管理を

まず、患者さまご自身が出来る限りのことを確実に落ち着いて行うことです。持病をお持ちの方もそうでない方もご自身の中で出来る限り最高レベルの体調を維持することです。休憩や睡眠を十分にとり免疫を高め、体調がすぐれないときは朝夕の体温測定し、たくさん休息を取りましょう。
今後、一旦落ち着いた新型コロナウイルス感染が再拡大すると、再び皆さまの近隣の総合病院へ多くの感染患者さまが入院(軽症者はホテルなどの宿泊療養施設に入所)することになります。国内での感染拡大の第1波・第2波は欧米諸国などと比較すると感染者・死者数ともに少なく抑えることができ、ギリギリのところで医療崩壊までは起きませんでした。しかし、予想される感染再拡大の状況がどうなるかは未知数です。もし急激な感染拡大が起こり、医療崩壊やそれに相当する状況になるとします。その時にご自身の持病の管理を怠り、病状が悪化したらどうなるでしょうか?例えば、喘息の方が吸入ステロイド薬などの必要な定期薬の服薬を継続せず、単なる通常の(毒性が弱い)ウイルスや細菌による感冒や気管支炎に罹患したのをきっかけに、症状(咳や呼吸状態)が悪化するとします。当院で対応できるレベルなら良いのですが、対応できないほど悪化している場合は、以前の平時なら総合病院へ早期にご紹介して、診察して頂き、重症なら入院加療が可能でした。しかし、多くの新型コロナウイルス感染患者さま(疑いの方を含む)が総合病院の外来へ押しかけて、パニック状態になっていた場合や、そうでなくても満床の状態なら、患者さまの受け入れを拒否されることになります。冬季には季節性インフルエンザなどの他の呼吸器感染症が同時流行すれば、総合病院はさらに逼迫することが予想されます。

定期受診の重要性

このような状況にならないように、持病に対して平時だった頃以上により慎重に向き合って頂き、安定を維持して悪化させない備えが必要です。そして、持病の病状安定の確認および悪化した状態を少しでも早く発見するためにも定期受診して診察を受けることがこれまで以上に重要になると考えられます。“医療機関に行くと、コロナに感染するリスクがあるので…”と受診が遠のいている方などコロナの恐怖から最も重要である足元にある持病に向き合うことを忘れ、足をすくわれることがあってはならないはずです。また、全く別の病気(例:早期癌)の早期発見も医療機関に受診しなければ困難です。

診療所の役割

原則として診療所は新型コロナウイルス感染の診断・治療を積極的に行う場ではなく、持病(慢性疾患)をお持ちの患者さまをいかに安定した状態に保つかという重要な役割を担っているものと考えています。

2020年10月23日

喘息(ぜんそく)患者さまへ
新型コロナウイルス感染に関する重要なお知らせ

一般社団法人 日本アレルギー学会より(2020年2月14日付)発表された「新型コロナウイルス感染における気管支喘息患者への対応Q&A(医療者従事者)向け」の中で、以下のように述べられています(一部抜粋)

Q1.気管支喘息は重症化のリスク因子となりますか?
喘息患者が新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、喘息増悪をきたし、それに伴って呼吸不全が重症化する危険性が考えられます。
Q2.気管支喘息患者で感染前にどのような対応が必要ですか?
ウイルス感染による気管支炎が生じると、重症化するリスクが高いと考えられます。 従って、気管支喘息患者では気道炎症を抑えるために、吸入ステロイド薬等の長期管理薬による日頃からのコントロールが重要です。
Q3.気管支喘息患者が新型コロナウイルス感染症に罹患してしまった場合、気管支喘息の治療はどうしたらよいでしょうか?
一般的なウイルス感染症による気管支喘息の急性増悪(発作)時では、通常の発作時治療に準じて治療をします。喘息治療の差し控えは喘息発作およびその重症化をきたす危険性が高いため、新型コロナウイルス感染症の罹患時も通常の安定期・発作時の喘息の治療に準じて治療を行うべきと考えます。

新型コロナウイルス感染症に罹患した際に重症化するとされている危険因子に呼吸器疾患が挙げられています。上記のようにすでに学会からの勧告がでています。咳喘息や咳優位型喘息も気管支喘息と同様の扱いで日頃からの咳症状コントロールが重要と考えます。一般的に咳喘息患者さんの3割が気管支喘息に移行することが広く知られています。
2020年5月26日に全国で緊急事態宣言が解除されましたが、7月初旬から第2波に突入。2020年9月下旬時点で政府の感染対策分科会から全国の感染状況ついて「下止まりしている」との見解が示され、終息には程遠い状況でいつ感染再拡大が起きるか油断できません。
秋冬は季節性インフルエンザウイルス感染を代表とする様々な呼吸器感染症が流行する季節です。喘息の悪化の原因で最多とされているのが、呼吸器感染症の罹患です。もし、秋冬にかけて季節性インフルエンザの流行が重なると、医療機関(特に病院)の負担はさらに厳しくなります。発熱した多数のインフルエンザ患者さんが新型コロナウイルス感染疑い例として検査を受けることになれば、医療機関・保健所の機能がパンクする医療崩壊の恐れがありますコロナ禍では例年以上に呼吸器感染症対策(マスク着用・手洗い/うがい・アルコール消毒など)とともに定期薬(吸入ステロイド薬など)を毎日忘れず服薬することで病状を安定させることが重要と考えられます。

2020年10月23日

定期受診(再診)患者さまへの
オンライン診療に関する重要な注意点
(トラブルに巻き込まれないために)

「オンライン診療」とは、スマートフォンやタブレットなどを用いて、予約から決済までをインターネット上で行う診療・治療方法です。これまでの医療機関に足を運び、診療を受けて頂いている方法を「対面診療」と呼び、前述のような情報通信機器を通して診察を受けて頂く方法を「オンライン診療」と呼びます。

「オンライン診療」はごく一部の医療機関ですでに実施されていますが、原則として保険診療上の“かかりつけ医”による再診(対象:慢性疾患・在宅診療など)が主流で、ほとんどの場合、対面診療の補助的な役割を担っており、医師と患者さまの信頼関係が確立している場合にその効果が発揮されます。

一方、これまで初診からのオンライン診療は、原則認められていませんでした。その重要な理由の一つとして、初めて画面上でお会いする患者さまに対して、ほぼ問診と視診だけで触診や聴診などを行わない診察では、意志の疎通がはかりにくく誤診やトラブルのもとになる可能性が高いことにあります。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の防止により、暫定的に厚生労働省が「受診歴がない初診患者にもオンライン診療を認める」ことが決まり、2020年4月13日から実施されています。「オンライン診療」のメリットは様々ありますが、すべての疾患で利用できるわけではなく、さらに「初診のオンライン診療」には十分注意すべき点があります。

新型コロナウイルス感染の拡大により、かかりつけのクリニックが自宅から遠方であることや、二次感染を過剰に恐れることにより受診することが困難になった場合、「初診のオンライン診療」を利用する患者さまが増えてくると考えられます。急性疾患(普通の風邪・気管支炎・胃腸炎など通常1週間以内に軽快する疾患)に対して「オンライン診療」を受けることに関しては、あまり問題がないように考えます。しかし、慢性疾患(慢性呼吸器疾患(喘息やCOPDなど)・慢性心臓疾患・高血圧・糖尿病など)に対する診療を受けた場合、いきなり長期処方(1か月以上の薬処方)してもらえる場合があります。この際に重要な点があります保険診療の原則から、医師の対場からすると、長期処方するということは、少なくともその時点から処方薬がなくなるまで、その医師が責任を負う(言いかえれば、主治医になる)ことになります。例えば、狭心症などの慢性心臓疾患を持病としておられる患者さまがいつも通院しているAクリニック(例:循環器専門医)に通院することを止めて、例えば利便性を求めて「オンライン診療」が可能なBクリニック(例:消化器専門医)へ情報通信機器を通して転医して、いきなり長期処方(例えば2か月分の薬処方)してもらえたとします。患者さまは長期の薬が手に入ることにより、一旦は安心すると思います。しかし、もし運悪くその1ヵ月後に胸痛や呼吸困難などで狭心症の発作(疑い)が発症したとします。その時患者さまは、Bクリニックの医師に相談すると思います。Bクリニックの医師は消化器専門医であり、しかもその患者さまと一度も対面診療せずに診察の基本である聴診や触診をはじめとして、心電図・胸部レントゲンなど各種検査もしておらず、患者さまの基本データがありません。当然のことながら「オンライン診療」ではなかなか判断が付きませんので、その時に初めてBクリニックへ対面診療するよう求められることになるでしょう。一度も行ったことのないクリニックに病状が悪い状況で受診することや初めて直接医師に対面する不安と、そのクリニックの待合室で新型コロナウイルス感染疑いの患者さまと遭遇するかもしれない恐怖でパニックになるかもしれません。また、Bクリニックの医師が早々に“白旗を挙げて”近隣の病院を紹介することになるかもしれません(その病院でも新型コロナウイルス感染疑いの患者さまと遭遇するかもしれません)。このような事態になった時点で、Aクリニックに相談したとしても、原則としてその時点ではすでにBクリニックの医師が主治医であり、最後まで責任を負う義務があり、Aクリニックの医師はその立場にありません。実際、Aクリニックへの最終受診日から経過している期間が長ければ長いほど、Aクリニックの医師にも判断がつかないという状況に陥ります。もし、Aクリニックへ相談せずにBクリニックに転医したのであれば、Aクリニックからはそっけない返事が返ってくる可能性もあります。

ちなみに「オンライン診療」でなく「対面診療」の場合でも、これまでに定期通院していた“かかりつけ医”に相談をせずに転医した場合でも、同様の事態が起きる可能性がありますのでご注意下さい。

新型コロナウイルス感染が拡大している現状においては、「オンライン診療」をうまく利用することは良いことだと思いますが、このようなトラブルにも似た状況に巻き込まれないためには、「初診のオンライン診療」を利用する前に、まずはその医療機関が患者さまの持病に対して(悪化時を含めて)専門的な知見で対応して頂けるのか?をお聞きして、オンライン診療を行った後もその医療機関に足を運べるのか?(遠方ではないか?)など十分に検討して利用することをお勧めします。

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