新型コロナウイルス感染に関する重要なお知らせ- なかじま内科(呼吸器内科・アレルギー科・循環器内科)

新患(初めて)の方の
受付について

新患(初めての)方の診療:月~金曜日午前診のみ(診察開始時間:午前11時30分以降、原則として再診患者さまの診察が全て終了した後

新患受付は電話予約のみ
予約時間:(月~土) 午前10:00~12:00(月~水、金)午後5:30~7:00※当日予約は不可

患者さまの居住地域を兵庫県内に限定

受診当日は必ずマスク着用(可能な限り不織布マスク着用)でご来院ください

すでに呼吸器専門医にかかっておられる方で転医希望やセカンドオピニオン目的の場合は、診療情報提供書(紹介状)をご用意して頂き、診察当日に必ずご持参下さい

新型コロナウイルスの感染拡大により、新患受付を休止しておりましたが、兵庫県内の新型コロナウイルス感染者数の減少や全国の緊急事態宣言解除に伴い、6月2日(火)から新患診療を再開しました。今後、感染の再拡大がなければ、診療枠・診療内容を徐々に拡げる予定です。
また、新型コロナウイルスの感染再拡大による緊急事態の再宣言かそれに準ずる感染拡大状況によっては、新患受付を再休止する場合があります。何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

特に喘息などのアレルギー疾患が原因と思われる咳を自覚している患者さまは、秋までの期間に新患診察を受けることをお勧めします。遅くても感染再拡大(第2波・第3波の襲来)は秋以降と予想されています。喘息などのアレルギー疾患は秋以降に症状が悪化することが多く、症状が“咳や息苦しさ”だけの場合は新型コロナウイルス感染症と鑑別がつきにくく、感染再拡大の頃には定期受診されている患者さまならびに従業員の健康と安全に配慮し、新患受付を再休止している可能性があります。

当院では新型コロナウイルス感染症が疑われる(除外できない)方の診療は行っておりません。日本医師会から診療所のような個人用防護具(PPE:アイシールド・N95マスク・防護服など)を常時装備していない医療機関での新型コロナウイルスに対するPCR検査・抗原検査はもちろんのことインフルエンザ抗原検査などにおいても、できる限り医療従事者の感染リスクの観点から避けるべきであると勧告されており、新型コロナウイルス感染症に関連した(検査を含めた)診療は不可です。

再診の方は通常通りです。

新患(初めて)の方の予約について

定期受診患者さまへの新型コロナウイルス感染に関する重要なお知らせ

新患(初めて)の方の
受付について

国内のみならず世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大している現状に鑑みて、定期受診されている患者さま ならびに従業員の健康と安全に配慮し、1月末から実施している新患受付の休止を当分の間継続致します。
なお、再開は新型コロナウイルスの感染状況や行政当局からの情報を見極めたうえで検討致します。

再診の方は通常通りです。

現在、新患受付の休止を当分の間継続しております。

阪神御影駅北出口より徒歩2分

阪神御影駅北出口より徒歩2分

電話078-851-1857

診療案内

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新型コロナウイルス感染に関する
重要なお知らせ

定期受診(再診)患者さまへの
新型コロナウイルス感染における
お知らせとお願い

2020年5月26日に全国で緊急事態宣言が解除されましたが、7月初旬から東京を中心とした首都圏で始まった感染拡大が止まらず、近畿圏や他の地方でも感染が拡散している状況で、報道ではすでに第2波に入ったという見方もされています。引き続き新型コロナウイルス感染対策として、院内感染や医療崩壊を食い止める観点から、以下の留意点に注意して行動するようお願い致します。

①日頃から心がけて頂きたいこと

  • 複数人による会食・飲み会は十分に注意して下さい(テイクアウトでの利用は除外)。特にライブハウス・カラオケ店(昼カラオケを含む)・メイドカフェ・スナック・ナイトクラブ・接待を伴う飲食店など過去にクラスターが発生したことのある業種店舗への出入りには最大級の注意が必要です。
    7月初旬に神戸市内の飲食店で会食していたグループ5名中3名および同じ時間に同じ飲食店を利用していた別のグループ内から新型コロナウイルス感染者が発生した事例が報告されており、飲食店における会食による感染が身近なものとなってきています。
    要するに、マスクを外した状態の者同士が至近距離で食事や会話をしていると、感染リスクがかなり上がることを裏付けた事例です。
  • 原則、不要不急の他国・他県への移動は控えることをお勧めします。どうしても仕事やプライベートで海外や首都圏/感染拡大地域へ行かれる際には最大級の感染予防対策(最低でも常時マスク着用・手洗い/アルコール消毒の徹底・3密を避ける)を行い、可能な限りホテルなどの滞在先から外出しないことをお勧めします。
    時折、定期受診している患者さまから「“どこどこ”に行った後から、咳が出る・喉が痛い・倦怠感がある・頭痛がある・熱っぽい」などの訴えや心配相談があります。幸いにも当院では現在のところ新型コロナウイルス感染に罹患した方に遭遇しておりません。しかし、後で振り返った時に後悔するような行動は極力控えることをお勧めします。まず行動を起こす前に、自分が感染したことを想像してみて下さい。家族や職場など周辺の方々への影響も併せて考えてみて下さい。
  • 発熱などの風邪症状が見られるときは、会社や学校を休み外出を控えて下さい。
  • 発熱などの風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録して下さい。
  • 夏季(5月~9月頃)は、新型コロナウイルス感染症と症状が類似(発熱・倦怠感・頭痛・筋肉痛・味覚障害など)している熱中症(※)に気を付けて生活して下さい。

※熱中症予防対策として、

①暑さを避けましょう

  • エアコンを利用するなど、部屋の温度を調節
  • 換気扇や窓の開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調節
  • 涼しい服装にする
  • 暑いところに長時間滞在していたか(室温が高くないか)・服を着すぎていないかなど熱中症の可能性を考えましょう

②こまめに水分補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給
  • 1日あたり1.2リットルを目安に
  • 経口補水液を常備(買い置き)しておきましょう

③適宜マスクをはずしましょう

  • 気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意
  • 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす

④暑さに備えて体作りをしましょう

  • 本格的に暑くなる前の時期に汗をかいておく(代謝を高める)
  • 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
  • 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度

特に高齢者・子供は暑さや水分不足を感じにくいため、特に注意して下さい。
(環境省/厚生労働省「令和2年度の熱中症予防行動」を一部改変)

② 当院へ受診前に、まず体調のチェックをおこなって下さい。

  1. 息苦しさ(呼吸困難)がある状態(※COPDや喘息などの呼吸器疾患がある方はこれまでに経験した事のない強い息苦しさ)、強いだるさ(倦怠感)高熱などの強い症状のいずれかがある場合
  2. 重症化しやすい方(※)・妊婦の方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
    (※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPDなど)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
  3. 発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続いている場合
  4. 今まで経験した事がないような嗅覚の異常(においがしない)・味覚障害(味がわからない)が1週間以上持続している状態の場合
  5. すでに新型コロナウイルス感染に診断されている感染患者さまの濃厚接触者(14日以内の接触)またはその可能性のある場合は、

まず新型コロナウイルス専用健康相談窓口(078-322-6250)などへ連絡・相談し、その指示に従って下さい(特に②の場合、4日以上続く場合は必ず連絡して下さい)。なお、神戸市外にお住いの方は、地域の帰国者・接触者相談センター(地域により名称が異なることがあります)などへ連絡・相談下さい。
(「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安について:神戸市医師会 2020.5.11作成」より一部改変)

※上記のよう、息苦しさ・強いだるさ・高熱などの強い症状のいずれの一つでも自覚している場合、絶対に連絡なしで直接当院への受診はお控え下さい(もし直接受診された場合には大変恐縮ですが、一度院外に出て頂き、インターホンまたは電話で対応させて頂きます)。ご協力のほど宜しくお願い致します。

日本医師会から、(アイシールド・N95マスク・防護服などを装備していない)診療所での新型コロナウイルスに対するPCR検査・抗原検査はもちろんのことインフルエンザ抗原検査などにおいても、できる限り医療従事者の感染リスクの観点から避けるべきであると勧告されており、検査は不可です。

③ 来院される患者さまは必ずマスクの着用をお願い致します。不織布マスクをお持ちでない方は手製・布製マスクでも結構です。

  • 以前は待合室で激しい咳をされる方に、マスクを配布していましたが、現在はマスク不足(潤沢にある訳ではありません)のため配布できません。マスクをお持ちでない方は、咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いいたします。
  • 受付時に激しい咳をされておられる患者さまには、(喘息発作など新型コロナウイルス感染を全く疑わない咳でも)、他の患者さまへの心理的な影響を鑑み、受付後に一旦院外でお待ちいただく場合があります。何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

④ 患者さま受診(受付)時、以下に該当した場合は、神戸市医師会が作成したマニュアル等に従い、院外でお待ち頂き・診療時間の最後に診察させて頂くか(時間的動線分離)、感染症指定病院などへご紹介する場合があります。

  1. 37.5℃以上の発熱がある方(解熱剤を飲んで解熱している方も同様)
  2. 呼吸器症状(激しい咳、息苦しさ)(※COPDや喘息などの呼吸器疾患がある方はこれまでに経験した事のない強い症状強いだるさがある方

無症状の方でも、以下に該当した場合は、必ず受付時にお申し出下さい。診察までの待ち時間を 院内の別のスペースか院外でお待ち頂く(空間的動線分離)場合があります。

  1. (職場・学校・家族・知り合いなど)身近に新型コロナウイルスに感染した方がおられる方
  2. (職場・学校・家族・知り合いなど)身近な方で体調を崩している方が複数おられる
  3. 4週間以内の海外渡航歴/空港利用歴がある方
  4. 2週間以内に首都圏(東京およびその周辺地域)に在住/出張しておられた方、首都圏から来られた方と(一緒に食事をしたなど)濃厚接触された方
  5. 2週間以内に新型コロナウイルス感染拡大地域に在住/出張しておられた方
  6. (4週間以内に)クラスターが発生した施設(病院など)へ直近2週間以内に行かれた
    (例:3週間前にクラスターが発生した○○病院へ1週間前に定期受診した)
  7. 2週間以内に飲食店で(ご家族以外の)3人以上の複数人による会食・飲み会を行った
  8. 2週間以内にライブハウス(大阪/神戸に限らず)・カラオケ店(昼カラオケを含む)・メイドカフェ・スナック・ナイトクラブ・接待を伴う飲食店など過去にクラスターが発生したことのある業種店舗に行かれた方およびその従業員(バイトも含む)である方
  9. 新型コロナウイルス感染症罹患後に軽快退院、自宅療養2週間が経過していない

以上の内容を診察受付の際に再度職員が問診させて頂き、同時に検温も実施させて頂きます。
患者さまならびに職員の健康と安全に配慮する目的のため、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

新型コロナウイルスの感染対策の取り組みについて
~3つの“密”の回避に向けて~

① 待合室の入室人数制限(密集の回避)診察時間の短縮(密接の回避)

当院では近畿圏内に新型コロナウイルス感染が最初に報告された2020年1月末から(当院の主要診療科目の特性を鑑み)、定期受診されている患者さまならびに従業員の健康と安全に配慮し、一時的に新患受付を休止しておりましたが、2020年5月26日に全国の緊急事態宣言が解除に伴い2020年6月2日から新患受付を一部再開しました。しかし、感染の終息を迎えたわけではなく、感染の再拡大(第2波、第3波の襲来)が予想されます。引き続き密集・密接を回避するため、定期受診されている患者さまの心理的影響を考え、原則、新患(初めて)の方の診療は予約制とし、診察は再診の方の診察終了後に実施しています。これまで同様に医師が可能な限りお一人お一人の診察時間を短縮(密接の回避)、受付から診察までの待合室での待ち時間が短縮(密集の回避)するよう一層努力致します。
また、密集回避のため、待合室の入室人数制限を継続実施しております。政府の専門家会議の提言(2020年4月1日)による「感染拡大警戒地域」の「10人以上が集まる集会の参加を避ける」に準じて、3人掛け長椅子の真ん中を使用禁止(付き添いの方や一緒に連れて来られたお子さまは除く)とし、原則として8人のみの使用とさせて頂きます(※高齢者や身体障害者優先にご協力下さい)。
なお、座席が埋まっている際には、大変恐縮ですが受付後に一旦外出して頂き、座席が空いたり・診察の順番がまわって来る直前に、スタッフから患者さまの携帯電話へお知らせいたします
これまで同様、空席の有無に関わらず、ご希望の方は受付後の一時外出も可能です(ただし、原則診療時間内にお戻り下さい)。
何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

月末(25日以降)は受診される患者さまの数が多い傾向にあります。密集回避のため、可能な方は月末以外の受診をお勧めします(第2~第3週が比較的空いています)。ご協力のほど宜しくお願い致します。

② 換気の徹底(密閉の回避)

院内診療スペースに設置している8台の換気扇(トイレスペース設置機を除く)をフル稼働して、さらに待合室・検査室などにおいては、さらなる換気のため少なくとも1時間に一度、10分程度 窓の開放を実施いたしております(密閉の回避)。(※なお、悪天・強風・寒い日などは換気扇のみで対応する場合もあります。)

③ 職員の体調管理

毎日、院長および従業員の検温を実施しており、体調不良の場合は(新型コロナウイルス感染と無関係の場合でも)、早めに休みを取り、自宅療養することにしております。
感染拡大第1波時期の2020年4月~5月には合計3日間の臨時休診を行うことで、心と体のリフレッシュを行いました。

定期受診(再診)患者さまへの
新型コロナウイルス感染以外における重要な留意点(落とし穴に注意!!)

安倍晋三首相は2020年3月28日に首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスについて「長期戦を覚悟する必要がある」と国民に呼び掛けました。
2020年5月26日には全国で“緊急事態宣言”が解除となりましたが、同時に感染拡大の第2波への備えが必要であることが示されました。
「長期戦」に備えて、持病(慢性疾患)をお持ちで定期通院が必要な患者さまが最も留意する点があります。

ご自身の体調・持病の徹底管理を

まず、患者さまご自身が出来る限りのことを確実に落ち着いて行うことです。持病をお持ちの方もそうでない方もご自身の中で出来る限り最高レベルの体調を維持することです。休憩や睡眠を十分にとり免疫を高め、体調がすぐれないときは朝夕の体温測定し、たくさん休息を取りましょう。
今後、一旦落ち着いた新型コロナウイルス感染が再拡大すると、再び皆さまの近隣の総合病院へ多くの感染患者さまが入院(軽症者はホテルなどの宿泊療養施設に入所)することになります。国内での感染拡大の第1波は欧米諸国などと比較すると感染者・死者数ともに少なく抑えることができ、ギリギリのところで医療崩壊までは起きませんでした。しかし、予想される感染拡大の第2波以降の状況がどうなるかは未知数です。もし急激な感染拡大が起こり、医療崩壊やそれに相当する状況になるとします。その時にご自身の持病の管理を怠り、病状が悪化したらどうなるでしょうか?例えば、喘息の方が吸入ステロイド薬などの必要な定期薬の服薬を継続せず、単なる通常の(毒性が弱い)ウイルスや細菌による感冒や気管支炎に罹患したのをきっかけに、症状(咳や呼吸状態)が悪化するとします。当院で対応できるレベルなら良いのですが、対応できないほど悪化している場合は、以前の平時なら総合病院へ早期にご紹介して、診察して頂き、重症なら入院加療が可能でした。しかし、多くの新型コロナウイルス感染患者さま(疑いの方を含む)が総合病院の外来へ押しかけて、パニック状態になっていた場合や、そうでなくても満床の状態なら、患者さまの受け入れを拒否されることになります

定期受診の重要性

このような状況にならないように、持病に対してこれまで以上により慎重に向き合って頂き、安定を維持して悪化させない備えが必要です。そして、持病の病状安定の確認および悪化した状態を少しでも早く発見するためにも定期受診して診察を受けることがこれまで以上に重要になると考えられます。“医療機関に行くと、コロナに感染するリスクがあるので…”と受診が遠のいている方などコロナの恐怖から最も重要である足元にある持病に向き合うことを忘れ、足をすくわれることがあってはならないはずです。また、全く別の病気(例:早期癌)の早期発見も医療機関に受診しなければ困難です。

診療所の役割

現状において、診療所は新型コロナウイルス感染の診断・治療する場ではなく、持病(慢性疾患)をお持ちの患者さまをいかに安定した状態に保つかという重要な役割を担っているものと考えています。

喘息(ぜんそく)患者さまへ
新型コロナウイルス感染に関する重要なお知らせ

一般社団法人 日本アレルギー学会より(2020年2月14日付)発表された「新型コロナウイルス感染における気管支喘息患者への対応Q&A(医療者従事者)向け」の中で、以下のように述べられています(一部抜粋)

Q1.気管支喘息は重症化のリスク因子となりますか?
喘息患者が新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、喘息増悪をきたし、それに伴って呼吸不全が重症化する危険性が考えられます。
Q2.気管支喘息患者で感染前にどのような対応が必要ですか?
ウイルス感染による気管支炎が生じると、重症化するリスクが高いと考えられます。 従って、気管支喘息患者では気道炎症を抑えるために、吸入ステロイド薬等の長期管理薬による日頃からのコントロールが重要です。
Q3.気管支喘息患者が新型コロナウイルス感染症に罹患してしまった場合、気管支喘息の治療はどうしたらよいでしょうか?
一般的なウイルス感染症による気管支喘息の急性増悪(発作)時では、通常の発作時治療に準じて治療をします。喘息治療の差し控えは喘息発作およびその重症化をきたす危険性が高いため、新型コロナウイルス感染症の罹患時も通常の安定期・発作時の喘息の治療に準じて治療を行うべきと考えます。

新型コロナウイルス感染症に罹患した際に重症化するとされている危険因子に呼吸器疾患が挙げられています。上記のようにすでに学会からの勧告がでています。咳喘息や咳優位型喘息も気管支喘息と同様の扱いで日頃からの咳症状コントロールが重要と考えます。一般的に咳喘息患者さんの3割が気管支喘息に移行することが広く知られています。
2020年5月26日に全国で緊急事態宣言が解除されましたが、終息には程遠い状況で、第2波・第3波の襲来が予想されています。特に秋以降に警戒が必要です。インフルエンザの流行と重なると、医療機関(特に病院)の負担はさらに厳しくなります。発熱した多数のインフルエンザ患者さんが新型コロナウイルス感染疑い例として検査を受けることになれば、病院や保健所の機能がパンクする医療崩壊の恐れがあります。一般的に初夏から初秋までは1年の中で喘息の病状が最も安定する時期です。そのため、定期薬(吸入ステロイド薬など)を自己判断で中止したり、吸入忘れが多くなる時期でもあります。秋以降に備えて、例年以上に今年の夏は定期薬(吸入ステロイド薬など)を毎日忘れず服薬することが重要と考えられます。

定期受診(再診)患者さまへの
オンライン診療に関する重要な注意点
(トラブルに巻き込まれないために)

「オンライン診療」とは、スマートフォンやタブレットなどを用いて、予約から決済までをインターネット上で行う診療・治療方法です。これまでの医療機関に足を運び、診療を受けて頂いている方法を「対面診療」と呼び、前述のような情報通信機器を通して診察を受けて頂く方法を「オンライン診療」と呼びます。

「オンライン診療」はごく一部の医療機関ですでに実施されていますが、原則として保険診療上の“かかりつけ医”による再診(対象:慢性疾患・在宅診療など)が主流で、ほとんどの場合、対面診療の補助的な役割を担っており、医師と患者さまの信頼関係が確立している場合にその効果が発揮されます。

一方、これまで初診からのオンライン診療は、原則認められていませんでした。その重要な理由の一つとして、初めて画面上でお会いする患者さまに対して、ほぼ問診と視診だけで触診や聴診などを行わない診察では、意志の疎通がはかりにくく誤診やトラブルのもとになる可能性が高いことにあります。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の防止により、暫定的に厚生労働省が「受診歴がない初診患者にもオンライン診療を認める」ことが決まり、2020年4月13日から実施されています。「オンライン診療」のメリットは様々ありますが、すべての疾患で利用できるわけではなく、さらに「初診のオンライン診療」には十分注意すべき点があります。

新型コロナウイルス感染の拡大により、かかりつけのクリニックが自宅から遠方であることや、二次感染を過剰に恐れることにより受診することが困難になった場合、「初診のオンライン診療」を利用する患者さまが増えてくると考えられます。急性疾患(普通の風邪・気管支炎・胃腸炎など通常1週間以内に軽快する疾患)に対して「オンライン診療」を受けることに関しては、あまり問題がないように考えます。しかし、慢性疾患(慢性呼吸器疾患(喘息やCOPDなど)・慢性心臓疾患・高血圧・糖尿病など)に対する診療を受けた場合、いきなり長期処方(1か月以上の薬処方)してもらえる場合があります。この際に重要な点があります保険診療の原則から、医師の対場からすると、長期処方するということは、少なくともその時点から処方薬がなくなるまで、その医師が責任を負う(言いかえれば、主治医になる)ことになります。例えば、狭心症などの慢性心臓疾患を持病としておられる患者さまがいつも通院しているAクリニック(例:循環器専門医)に通院することを止めて、例えば利便性を求めて「オンライン診療」が可能なBクリニック(例:消化器専門医)へ情報通信機器を通して転医して、いきなり長期処方(例えば2か月分の薬処方)してもらえたとします。患者さまは長期の薬が手に入ることにより、一旦は安心すると思います。しかし、もし運悪くその1ヵ月後に胸痛や呼吸困難などで狭心症の発作(疑い)が発症したとします。その時患者さまは、Bクリニックの医師に相談すると思います。Bクリニックの医師は消化器専門医であり、しかもその患者さまと一度も対面診療せずに診察の基本である聴診や触診をはじめとして、心電図・胸部レントゲンなど各種検査もしておらず、患者さまの基本データがありません。当然のことながら「オンライン診療」ではなかなか判断が付きませんので、その時に初めてBクリニックへ対面診療するよう求められることになるでしょう。一度も行ったことのないクリニックに病状が悪い状況で受診することや初めて直接医師に対面する不安と、そのクリニックの待合室で新型コロナウイルス感染疑いの患者さまと遭遇するかもしれない恐怖でパニックになるかもしれません。また、Bクリニックの医師が早々に“白旗を挙げて”近隣の病院を紹介することになるかもしれません(その病院でも新型コロナウイルス感染疑いの患者さまと遭遇するかもしれません)。このような事態になった時点で、Aクリニックに相談したとしても、原則としてその時点ではすでにBクリニックの医師が主治医であり、最後まで責任を負う義務があり、Aクリニックの医師はその立場にありません。実際、Aクリニックへの最終受診日から経過している期間が長ければ長いほど、Aクリニックの医師にも判断がつかないという状況に陥ります。もし、Aクリニックへ相談せずにBクリニックに転医したのであれば、Aクリニックからはそっけない返事が返ってくる可能性もあります。

ちなみに「オンライン診療」でなく「対面診療」の場合でも、これまでに定期通院していた“かかりつけ医”に相談をせずに転医した場合でも、同様の事態が起きる可能性がありますのでご注意下さい。

新型コロナウイルス感染が拡大している現状においては、「オンライン診療」をうまく利用することは良いことだと思いますが、このようなトラブルにも似た状況に巻き込まれないためには、「初診のオンライン診療」を利用する前に、まずはその医療機関が患者さまの持病に対して(悪化時を含めて)専門的な知見で対応して頂けるのか?をお聞きして、オンライン診療を行った後もその医療機関に足を運べるのか?(遠方ではないか?)など十分に検討して利用することをお勧めします。

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