1. 咳の専門的検査の充実と県内トップクラスの実績
専門的検査が充実しており、大学病院レベルに相当!
専門的検査は診断から治療効果判定、治療中のモニタリングに重要!
※臨床検査技師が常駐しており、適切で質の高い検査が受けられます。

なかじま内科では“咳(せき)”に対して専門性の高い診療を提供しております。
1週間以内の発症後間もない咳から、数週間続く「長引く咳」に対応します。
院長は「長引く咳(せき)」の原因疾患のうち最も頻度が多い疾患である“咳喘息(せきぜんそく)”を専門としております。
また、「長引く咳」の原因疾患は2つ以上合併していることが多く、単独疾患と比較して診断・治療に難渋することがありますが、当院では初診時からそれらを考慮して診療しております。
近年、医療において“Treatable traits”:「治療可能な特性(traits)」を個々の患者ごとに見出して治療介入する考え方”が示されており、文字通り「治療可能な要素」を見出し、個別に「治療」することが重要であり、当院ではそれを実践しています。
また、長引く咳の原因の1つとして、最近注目されている“咳過敏症症候群(CHS)”の治療に対しても積極的に対応しており、これまで医療機関を受診しても、症状が改善せずに治療をあきらめていた方に、咳のストレスからできる限り早く解放されるように努力しております。
専門的検査が充実しており、大学病院レベルに相当!
専門的検査は診断から治療効果判定、治療中のモニタリングに重要!
※臨床検査技師が常駐しており、適切で質の高い検査が受けられます。

当院における臨床データを科学的にまとめ、多くの英論文が採択!
定期的に講演会や学会で講演・発表などの活動を実施!
難治性慢性咳嗽(難治性*の長引く咳)では、通常では反応しないささいな刺激に対しても神経が過敏に反応して咳が出てしまう「咳過敏状態」があり、これらを「咳過敏症症候群(CHS)」と呼びます。
*難治性:通常の治療法では治りにくい、または治療効果が不十分な状態
「咳過敏症症候群(CHS)」に対する治療方法として、新薬を含む薬物治療のほかに最近注目されている非薬物治療「Speech and language therapy(SLT)」が実施可能です。
※SLTは副作用がないことからERS(欧州呼吸器学会)ガイドラインで本治療が推奨されていますが、日本ではまだ限られた施設でしか実施されていません!
咳の原因疾患は多岐にわたっているため、詳細で専門的な医療面接(問診)を重視!
※手を抜くと診断・治療を失敗する可能性が高くなります!
難治性の長引く咳には咳過敏症症候群などを想定して、さらに専門的な問診「咳過敏症質問票」を使用して診断・治療の精度を上げます!
【咳過敏症質問票】

この問診票には著作権があり、誰でも使用できるものではありませんが、当院では特別に許可を頂いており、使用しております。
『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン 第2版 2025(一般社団法人 日本呼吸器学会 発刊)』では「巻頭フローチャート:成人遷延性・慢性咳嗽への対応」として、まず「長引く咳の診療」の最初に、医療面接(問診)・身体所見(胸部聴診など)・胸部レントゲン写真などで原因を推定できることが示されています。
長引く咳の診療(咳専門外来)において、ガイドラインで推奨されている4つの基本的検査を実施します!
基本的検査は診断・治療が遅れると重症化や死に直結するような重篤な疾患(肺癌、肺炎、結核・非結核性抗酸菌症(NTM)、うっ血性心不全など)を除外するために重要な検査が含まれています!
① 胸部単純X線撮影(胸部レントゲン検査)
② 末梢血好酸球数(血液検査)
③ スパイロメトリー
④ FeNO(呼気中一酸化窒素濃度)測定

鼻やのどの症状が強い場合は耳鼻咽喉科でもかまいませんが、死に直結するような重篤な疾患が隠れていることがあるため、基本的には呼吸器内科を受診することが良いと思います。
また、咳が長引けば長引くほど、咳が止まりにくくなるため(咳の悪循環)、咳を専門とする医療機関への早期受診がベストでしょう。
長引く咳の原因には2つ以上の疾患が合併していることが多く、診断内容に不備があると改善しません。
例えば、咳喘息+A疾患によって咳が続いているにもかかわらず、咳喘息の治療のみを行っていても改善するはずがありません。診断の見直しが必要かもしれません。咳専門クリニックへの受診をお勧めします。
長引く咳の原因疾患の診断の一部は正しいかもしれません。しかし、一度にたくさんの薬剤を服用していると、どの薬剤に効果があるのか、どの薬剤が無効なのかが分かりません。一度薬剤を整理して最小限にすることも必要かもしれません。
また、咳が長引いているために、咳過敏状態(咳過敏症症候群/CHS:cough hypersensitivity syndrome)が隠れている可能性が考えられます。咳を専門とする医療機関への受診をお勧めします。
COVID-19後の症状は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものです。通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられます。
1~2カ月以上咳が続く場合には、まず他の疾患の合併がないかどうかをチェックする必要があります。呼吸器内科(特に咳を専門とする医療機関)を受診することをお勧めします。
新型コロナウイルス感染症後遺症と咳嗽
新型コロナウイルス感染症の後遺症(以下、コロナ後遺症)については2020年7月頃より欧米から疫学報告が散見されています。わが国では2021年6月に厚生労働科学特別研究事業「COVID-19後遺障害に関する実態調査(中等症以上対象)」の中間報告において、入院時と3カ月後における咳嗽を自覚している方の割合が報告されました。入院後3カ月経過しても咳嗽を自覚しておられる方が11.1~34.1%認められており、コロナ後遺症としての咳によりQOL(生活の質)低下をきたし、社会復帰の妨げになっている可能性があります。
コロナ後遺症については解明されていないことが多く、根本的な解決方法はまだ見つかっていません。
一方でコロナ後遺症と思っていたら、実はコロナ前に罹患していた咳喘息や気管支喘息が感染を契機に病状が悪化したことを患者さん・主治医ともに気付かずに、コロナ後遺症と思い込んでいるケースもあるようです。
なかじま内科は、一般内科・呼吸器内科・アレルギー科・循環器内科のクリニックで、予防接種・抗体検査・発熱診療も行っています。
当院が初めての方は下記をご覧くださいますようお願い申し上げます。